内向型 働くのが辛い

仕事の事を色々と書いてきましたが、
今の自分が一番書きたかったことはこれだろうと思いました。
すでにいろんな人が、いろんな意見を発言していると思いますが、
私、自身…典型的で重度な内向型の人間です。


兎に角、自分に自信を持てない。
兎に角、自分の意見を発信しない。


若い内は、まだ…そこまで気にせず、多少のコンプレックスくらいのものでした。
ただ、年を重ねるに連れ…それは目を背けられない問題となってきました。


恐らく、このサイトに辿り付いた人なら、少なくとも共感できる言葉だと思います。

今の社会に求められている人種は、
内向型の人間では無く外向型の人間である。


言ってしまえば、今の社会に置いて
外向型は社会に置いて +な存在
内向型は社会に置いて -の存在
と、言い換えても間違いないんじゃないかと思います。

もちろん、例外もあります。
外向型でも口だけで、何にもできない、やらない人も中には居ますし、
内向型でも、それを理解したうえで上手く立ち回ったり、
理解したうえで自分が上手く立ち回れるフィールドで活躍している人も居ます。


もはや、カッコつけてもしかたないので、惨めな自分を全快に曝け出して言いますが、
内向型でもそれなりに仕事のできる人間と、内向型でさらに仕事ができない人間。
完全に私は後者に当たります。

典型的なダメ人間の例をあげましょう。

仕事のスピードが速い。
仕事のスピードが遅い。

この二つの例を挙げた時に、
なんとなく、個人的にはスピードが速いのは外向型、遅いのは内向型というイメージになります。
ただ、内向型は物事を考え、良く言えば仕事が丁寧な為、仕事が遅いというイメージもあります。

仕事のスピードが速いが、仕事が雑 ミスが多い
仕事のスピードが遅いが、仕事は丁寧 ミスが少ない


こう見ると、後者の方が優秀に見えますね。
はい、それだけの能力、スペックのある方は、職種に寄っては自分の居場所を確保できるんじゃないかと思います。
ただ、自分の場合はこうなります。

仕事の要領も良く、仕事が速くミスも少ない
仕事の要領が悪く、仕事が遅いのにミスが多い


私は完全に後者に辺り、比較される人間に前者が居ます。
もう、本当に居場所がありません。
10年近く今の会社に働いてきましたが、
内向型が外向型に変われる事はありません。
年を重ねるにつれ…自分は今の仕事には向いていないのだと気づかされるだけです。


10年以上、今の仕事を続けた上で言える事。
内向型で仕事が遅いのが要領が悪いだけの人間は、
今の社会で働くには向いていない。

確かに努力は足りないかもしれない。
努力をしてでも今の会社にしがみ付くか、
例え逃げだと言われようとも、違う生き方を模索するのかは本人の自由だと思います。


内向型とは…


そもそも、内向型とは…

人間はそれぞれ、どちらか寄りな性格であり、
俗に言われるのが、
内向型に寄れば寄るほど、刺激に敏感であり、
外向型に寄れば寄るほど、刺激に鈍感であると言われています。

個人的な偏見としては、
内向型は苛められっ子、外向型は苛めっ子というイメージです。
もちろん、そんなことはありませんが、
実質、今の社会は外向型が有利であることは間違いありません。

外向型は刺激に鈍感なので、多少嫌われたところで、
そんな事も気にせず平然とその相手と会話することができますが、
内向型の人間は、完全に怯え、
嫌われた相手に自分から必要以上に話しかける事はまずしないでしょう。


仕事に置いても同じです。
会社が求める人材には、ほとんどの会社が優先するもの。

“積極性”
“決断力”
“発言力”


どれも、外向型が持ち合わせるもので、
内向型にはほとんど持ち合わせていないものです。
少なくとも自分はどれ一つありません。

そして、世界の人口は外向型が多く占めていると言われ、
社会も外向型の思考や価値観が求められていると言われています。

その結果、

“コミュニケーション能力”
“決断能力”
“柔軟な思考”


といったような、外向型の能力を多く求められ、
内向型は今の会社での存在に生きづらさを感じているのだと思います。


また、
内向型は 合理的
外向型は 経験則
だと聞いたこともあります。

そのため、内向型は頭の中で深く考え答えを出すため、考えすぎて行動ができなくなる。
外向型は、頭で深く考えず、日々の経験から効率の良い行動を即座に選び行動するため、
行動を起こすまでの差が産まれるのだと考えられます。

外向型と内向型では得意と不得意が完全に正反対となりますが、
今の社会の環境に置いて、外向型の欠点は目立たなく、
内向型の利点も同じように目立つことは無いのだと思います。


内向型の働き方


内向型の特徴。

真面目で完璧主義者

今はそうでもないのですが、昔の自分は本当に、
完璧主義者でした。
学生時代は良くゲームをしていましたが、

ステージクリア時にランクとかが表示され、それがセーブされるゲームをやると最悪でした。
最高ランクを取るまで何度も同じステージをやり直して、
最高ランクを取らないと次のステージへ進まない。

技量も実力も無いくせに、変にプライドが働いていましたね。

でも、言い返せば、それだけムキになれるようなものを見つければ、
自分もそれだけの努力を惜しまずできる人間ではあったんだなと思います。

これは、少なからず内向型が持っているプライドが大きく影響しているかと思いますが、
このプライドは捨てたほうがいいと思います。
完璧主義は本当に疲れます。
実力のある人ならそのプライドを大事にしてもいいと思いますが、
そうでないものが、完璧主義を貫くのは自分のキャパシティ内で完全に処理しきれなくなり、
挫折してしまうと、その経験を言い訳に、
何か新しいことを取り組んだときに
どうせ自分はダメなんだ…と言い訳に利用するようになってしまいます。
現に自分はその傾向があります。


また、変に内向型から外向型へ変わろうとするのもお勧めしません。
今の自分を偽ってまで、今の社会に溶け込みたいと言うなら止めませんが、
私はそれよりかは、今の自分でどうすれば気を病む事無く暮らしていけるのかというところです。


私の結論からすると、
会社の組織の中で働くことは内向型には向いていません。
個人で働く事が、内向型の上手な働き方なんだと考えるようになりました。
組織と言う競争社会で、外向型は刺激され向上心が沸くことでしょう。
内向型は全くの正反対です。

自分は自分の口で会話することが苦手ですが、
こうやって文章に起こすことは、得意かは別として嫌いではありません。
だから、こうしてブログというジャンルで自分の可能性を賭けてみようと考えるようになりました。

もちろん、内向型はブログをやるしかないって訳ではありません。
小さな会社で和気藹々でできるような仕事場や、
組織であっても、仕事はほぼ個人でやるような仕事、
兎に角、内向型は自分のペースを崩されやすく、ちょっとした事で深く考えたり悩みがちです。

自分と同じような内向型で今の社会に生き辛さを感じている人たちと一緒に、
そんな人生から解放されることができればと思っています。


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